先日は若手ハイソプラノをとりあげたので、今回はメゾソプラノです。
記事の中では、基本的に私が好きな歌手しか紹介してないこともあって、
動画では世間的な注目度の高い歌手も入れました。
その歌手とは、Vasilisa Berzhanskaya(ヴァシリサ ベルジャンスカヤ)というロシアの歌手です。
この人は数年のうちに大手レコード会社からCDを出してブレイクするような気がします。
それくらい、歌唱の華やかさや個性、容姿全てで異彩を放っていると思います。
作成した動画のトップバッターに持ってきたので、気になった方は是非ご覧になってみてください。
私の記事を今までご覧になって下さった方なら想像がつくかもしれませんが、私は刹那的な爆発性より、長く絶頂期を維持できる歌唱を尊重するので、こういうベルジャンスカヤのような若さに任せた歌唱には危うさを感じてしまいます。
勿論凄いと思うし興奮もするんですけど、10年後、15年後にどんな演奏ができるのかを考えると、今が全盛期のような気がしてならないです。
以下が一番最近の演奏なのですが、超絶技巧をやってない時の歌声にはどこか不自然な硬さを感じてしまいます。
ロッシーニ モーゼとファラオ Ah, d’une tendre mère
私の予想に反して、長いキャリアを送って欲しいと切に願います。
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